小児科
小児(0歳から中学生まで)の内科的疾患を診療しますが、お子様が病気になってどの科を受診したらよいか分からないときは、まず小児科を受診してください。
診療科長あいさつ

森本 哲司Dr. Tetsuji Morimoto
当院小児科は、平成28(2016)年5月9日に藤井喜充と森本の2名体制で診療を開始しました。現在は、常勤8名(森本哲司、福與なおみ、北沢博、阿部聖、伊師篤子、角田亮、菊池瑞穂、伊藤沙貴子、8名のうち6名が日本小児科学会 小児科専門医)体制となり、開設当初と比べると診療内容が充実してきたと思います。
大学病院とはいえ、現在も肺炎や胃腸炎などの感染症を中心とした一般的な小児疾患の診療が主体ですので、どうぞお気軽に受診して頂きたいと思います。また、それぞれの専門分野(学校検尿異常やネフローゼ症候群などの腎疾患、食物アレルギー・アトピー性皮膚炎・気管支喘息などのアレルギー疾患、てんかん・精神運動発達遅滞などの神経疾患)の対応もできますので、ご相談ください。
診療方針と特徴
子どもの体調不良すべてに対応いたします。
必要に応じて検査、点滴などの処置、さらに入院診療を行います。より専門的な医療が必要な場合には、仙台市内の他の医療機関と連携してまいります。
予防接種・健診(水曜日と木曜日の午後)や各専門外来は予約制で行います。また、急病に対してはご連絡を頂いたうえで随時対応いたします。

主な対象疾患
気管支炎、肺炎 | 早産時の発達・発育のフォローアップ |
気管支喘息 | 食物アレルギー |
胃腸炎 | アトピー性皮膚炎 |
便秘症 | じんましん |
尿路感染症 | アナフィラキシー |
学校検尿異常の精密検査 | てんかん |
花粉症 (アレルギー性鼻炎) | 精神運動発達遅滞 |
夜尿症 | 先天奇形 |
川崎病 |
診療科の実績
入院患者内訳 令和5(2023)年度
食物アレルギー(食物負荷試験) | 117例 |
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気管支炎、肺炎 | 84例 |
川崎病 | 24例 |
新生児呼吸障害 | 17例 |
新生児黄疸 | 11例 |
アトピー性皮膚炎(教育入院) | 10例 |
ネフローゼ症候群 | 6例 |
メサコリン吸入試験 | 2例 |
その他 神経疾患精査(脳波・MRIなど) | 196例 27例 |
教育内容と特徴
医学部教室名称
小児科学
研究テーマ
- 腎尿細管の各分節における水・イオン輸送の解析
- 小児アトピー性皮膚炎の病態解析、食物アレルギーに対する経口免疫療法の検討
- 小児てんかんの病態解析、抗MOG抗体関連疾患の疫学研究
- 未熟児動脈管開存症に対する治療効果の相違の解析
教育方針
小児科は子どもの全身を診る、すなわち全人的な医療が求められる診療科です。そのため守備範囲がとても広いですが、少なくとも各分野の重要な疾患を確実に診断、治療ができるように学生、研修医に対して教育、指導を行います。また、今年度以降は各スタッフが自身のテーマに沿って医学研究も推し進めたいと考えています。
取得可能な資格
・日本小児科学会 小児科専門医
・日本アレルギー学会 アレルギー専門医
志をともにする医師を募集
大学病院として地域住民の信頼を得られるような診療体制を築き、また医育機関として教育および研究を推進して行くために人員が不足しており、教員(講師、助教)を若干名募集します。
詳しくは、以下のメールアドレスに診療科を明記の上お問い合わせください。
病院代表窓口(総務グループ)
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