診療科紹介
小児科

小児(0歳から中学生まで)の内科的疾患を診療しますが、お子様が病気になってどの科を受診したらよいか分からないときは、まず小児科を受診してください。
診療科長あいさつ
当院の小児科は、平成28(2016)年5月9日に藤井喜充准教授[(平成3(1991)年大分医科大学卒)]と森本[(平成3(1991)年山形大学卒)]の2名体制で診療を開始しました。
平成29(2017)年7月から市川由香里助教[(平成20(2008)年和歌山県立医科大学卒)]が着任し、平成30(2018)年4月からは北沢博助教[(平成12(2000)年東北大学卒)]と川合英一郎助教[(平成16(2004)年東北大学卒)]が着任しました。
また、平成31(2019)年4月からは小児科専攻医2名(大場周平医師、佐藤幸恵医師)を迎えました。
さらに、令和2(2020)年4月に福與なおみ准教授[(平成9(1997)年東京女子医科大学卒)]が着任し、指導医5人体制となりました。

森本 哲司Dr. Tetsuji Morimoto
大学病院とはいえ、現在は肺炎や胃腸炎など感染症を中心とした一般的な小児疾患の診療が主体ですので、どうぞお気軽に受診して頂きたいと思います。また、それぞれの専門分野(蛋白尿・血尿などの腎疾患、食物アレルギー・アトピー性皮膚炎・気管支喘息などのアレルギー疾患、心雑音・不整脈や起立性調節障害などの循環器疾患、てんかん・精神運動発達遅滞などの神経疾患)の対応もできますので、ご相談ください。
当科では、特にアレルギー疾患の対応に力を入れており、食物アレルギーに対する食物経口負荷試験や経口免疫療法、小児アトピー性皮膚炎の教育入院、スギ・ダニ舌下免疫療法も積極的に行っています。また、アレルギー疾患と確定していないがお子さんがアレルギーなのか心配、湿疹がなかなか治らないというようなお悩みでも、アレルギー外来を受診して気軽にご相談ください。
診療方針と特徴
子どもの体調不良すべてに対応いたします。
必要に応じて検査、点滴などの処置、さらに入院診療を行います。より専門的な医療が必要な場合には、仙台市内の他の医療機関と連携してまいります。
午前中は一般外来、午後に予防接種・健診や各専門外来を予約制で行います。また、急病に対してはご連絡を頂いたうえで随時対応いたします。
主な対象疾患
気管支炎、肺炎 | 心雑音・不整脈・胸痛の精密検査 |
気管支喘息 | 起立性調節障害 |
胃腸炎 | 食物アレルギー |
便秘症 | アトピー性皮膚炎 |
尿路感染症 | じんましん |
学校検尿異常の精密検査 | アナフィラキシー |
花粉症(アレルギー性鼻炎) | てんかん |
夜尿症 | 精神運動発達遅滞 |
川崎病 | 先天奇形 |
診療科の実績
入院患者内訳 平成31年度/令和元年度(2019年度)
食物アレルギー(食物負荷試験) | 261例 |
---|---|
気管支炎、肺炎 | 103例 |
胃腸炎 | 19例 |
気管支喘息 | 18例 |
川崎病 | 14例 |
熱性けいれん | 12例 |
尿路感染症 | 5例 |
アトピー性皮膚炎(教育入院) | 4例 |
その他 | 100例 |
教育内容と特徴
医学部教室名称:小児科学
研究テーマ
- 腎尿細管の各分節における水・イオン輸送の解析
- 小児アトピー性皮膚炎の病態解析、食物アレルギーに対する経口免疫療法の検討
- 小児循環器、川崎病の疫学研究
- 小児てんかんの病態解析、抗MOG抗体関連疾患の疫学研究
教育方針
小児科は子どもの全身を診る、すなわち全人的な医療が求められる診療科です。そのため守備範囲がとても広いですが、少なくとも各分野の重要な疾患を確実に診断、治療ができるように学生、研修医に対して教育、指導を行います。また、今年度以降は各スタッフが自身のテーマに沿って医学研究も推し進めたいと考えています。
取得可能な資格
日本小児科学会専門医。
今後、日本アレルギー学会専門医が取得できる体制を整えます。
志をともにする
医師を募集
大学病院として地域住民の信頼を得られるような診療体制を築き、また医育機関として教育および研究を推進して行くために人員が不足しており、教員(講師、助教)を若干名募集します。
詳しくは、下記のメールアドレスに診療科を明記の上お問い合わせください。
病院代表窓口(総務グループ)
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