総合診療科
総合診療科では、患者さんご自身のみならず、ご家族、お住まいの地域にも視点を向けて、患者さんの立場に立った診療を、幅広い診療能力を持った医師が担当しています。
どこの診療科にかかったらいいのか分からない患者さん、なんとなく具合が悪い患者さん、沢山の疾患をお持ちの患者さんは、是非、総合診療科を受診されてください。
診療科長あいさつ
古川 勝敏Dr. Katsutoshi Furukawa
総合診療科科長の古川勝敏です。前職では、宮城県内で高齢者を中心に内科診療に携わっておりました。本院の総合診療科は、平成28(2016)年春より体制を刷新し、新たなスタッフを加えて診療に当たっています。本院には数多くの診療科があり、患者さんによってはどの診療科にかかっていいか分からない、迷ってしまう、という患者さん、また、とにかく具合が悪いのだけど、診断がはっきりしないといった患者さんにつきましては、まず総合診療科を受診していただき、我々が診療に当たります。当科の診療の中で、より適切な診療科が見つかった場合には、そちらの診療科に紹介をいたします。
これら総合診療を通して、被災地も含めた地域医療の充実に向けても貢献してまいります。また総合診療専門医制度が開始されましたので、総合診療専門医の育成にも努めていきます。
診療方針と特徴
総合診療科では、どこの診療科にかかっていいかわからない、診断がはっきりしないなどの患者さんの診療を行います。また、複数の臓器の問題、複数の疾患を抱えた患者さんの診療、ケアにも従事しています。診療は、外来のみならず、入院患者さんの治療も担当しています。
診察は基本的な身体の診察を行い、また病気の予防・健康の相談も行います。
より適切な専門の診療科が見つかった場合には、その診療科に紹介し引き継ぎます。また、本院のいずれの診療科でも対応できない患者さんの場合は他院の適切な診療科を紹介いたします。
主な対象疾患
特に対象疾患は設けておりません。総合診療科医師は、一般外来診療、一般入院診療に加えて救急センターでの救急医療も担当し、多彩な患者さんを診察しています。また、当科医師は、認知症疾患センターにも所属し、もの忘れ外来ならびに認知症診療にも従事しています。
診療科の実績
外来患者数 令和5(2023)年度
新 患 | 451名 |
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再 診 | 1,990名 |
延外来患者数 | 2,441名 |
入院患者数 令和5(2023)年度
新入院(転科を含む) | 234名 |
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平均在院日数 | 22.4日間 |
教育内容と特徴
医学部教室名称
老年・地域医療学
研究テーマ
- 東日本大震災後の被災者の健康状態、医療環境の調査ならびに健康増進のための介入研究
- 地域医療再生への取り組み
- 森林揮発性物質に生理作用
- 心筋の虚血再灌流障害と酸化ストレス
- 裾野の広い専門医・総合医の養成
教育方針
医学教育においては、学生、研修医に対して、全身、全ての臓器、全ての疾患に対応できるべく総合診療の基礎と応用の指導を行います。
臨床実習では、患者さんの心身の問題のみならず、生活背景、ご家族、地域の情報も統合して診療に当たるように教育を行います。
また、地域医療教育として、医学部学生に対して東北6県にある東北医科薬科大学のサテライトセンターならびにネットワーク病院での地域医療実習も担当しています。地域医療実習では、病院のみならず診療所、介護施設、在宅医療の現場での教育の指導を行います。
また、本学の大学院による学位取得を可能とします。
取得可能な資格
日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア認定医、日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医、日本専門医機構 総合診療専門医、日本内科学会 内科専門医が取得可能です。
志をともにする医師を募集
総合診療、地域医療のトレーニングを受けたい、従事したいという医学生、医師の方々がいらっしゃいましたら、ぜひ以下のEメールアドレスに診療科を明記の上お問い合わせください。
また、研修医の募集も随時行っています。
詳細は「当院で働きたい方」をご参照ください。
病院代表窓口(総務グループ)
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