皮膚科
皮膚は「人体最大の臓器」ともいわれます。目で見える臓器、皮膚の病気に幅広く対応します。
診療方針と特徴
全ての皮膚病に幅広く対応します。受診した患者さんの改善にいかに貢献できるかを常に念頭に置いて診療にあたっております。
なかでも患者さんが多いアトピー性皮膚炎、蕁麻疹では、定期的な診察を行い生物学的製剤も積極的に投与します。アトピー性皮膚炎、蕁麻疹は食物アレルギーと関連しますので良くなっても予防することが重要です。皮膚癌、薬疹では他の診療科の先生方とのチームプレーで対応します。
主な対象疾患
皮膚疾患全般を対象に診療しています。
アトピー性皮膚炎、湿疹 | 蕁麻疹、血管性浮腫、食物アレルギー |
血管炎 | 白斑 |
薬疹 | 乾癬、膿疱性乾癬、掌蹠膿疱症 |
天疱瘡、類天疱瘡 | 皮膚良性腫瘍: 粉瘤、脂漏性角化症など |
皮膚癌: 基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫など | 皮膚感染症: ざ瘡(にきび)、伝染性膿痂疹(とびひ)、白癬(水虫)、カンジダ症、癜風、単純疱疹、性器ヘルペス、帯状疱疹、水痘、麻疹、風疹、疣贅(いぼ)、伝染性軟属腫(みずいぼ)、蜂窩織炎、壊死性筋膜炎、梅毒、疥癬など |
膠原病: SLE、強皮症、皮膚筋炎など | ベーチェット病、スウイート病 |
穿孔性皮膚症 |
診療科の実績
令和5(2023)年度
延べ入院患者数 | 1,910人(平均5.2人/日) | |
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延べ外来患者数 | 9,811人(平均40.4人/日) |
全麻酔件数 | 221件 | |
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皮膚悪性腫瘍手術件数 | 基底細胞癌 | 5件 |
有棘細胞癌 | 1件 | |
ボーエン病 | 1件 | |
合 計 | 7件 | |
生物学的製剤使用件数 | アトピー性皮膚炎 | 205件 |
乾癬・掌蹠膿疱症 | 432件 | |
壊疽性膿皮症 | 181件 | |
蕁麻疹 | 111件 | |
血管炎 | 95件 | |
膠原病 | 33件 | |
合 計 | 1,057件 | |
JAK阻害薬使用件数 | 205件 | |
免疫グロブリン大量静注件数 | 58件 |
教育内容と特徴
医学部教室名称
皮膚科学
研究テーマ
- 皮膚血管炎(IgA血管炎や皮膚動脈炎)における自己抗体(抗リン脂質抗体、抗LAMP2抗体、抗モエシン抗体など)の関連の解明(疾患活動性指標としてバイオマーカーの可能性と臨床への応用)
- IgA血管炎や皮膚動脈炎における臨床実態の集計と解析
- ヒトiPS細胞からメラノサイトへの分化誘導条件の改良
- ヒトiPS細胞由来メラノサイトを使用した美白化粧品評価試験の臨床応用(オーダメイド治療の可能性)
- ヒトiPS細胞由来メラノサイトを使用した白斑治療
- 穿孔性皮膚症の診断基準と重症度分類を設定し全国疫学調査の実施
教育方針
医師としての全般的な基本能力を基盤に、皮膚疾患の高度な専門的知識・治療技能を修得し、関連領域に関する広い視野をもって診療内容を高めることのできる皮膚科医を養成します。
取得可能な資格
・日本皮膚科学会皮膚科専門医
・日本アレルギー学会アレルギー専門医
志をともにする医師を募集
皮膚科領域の診療と教育そして研究を実践していくために、医員を若干名募集しております。
詳細は、以下のメールアドレスに診療科を明記の上お問い合わせください。
病院代表窓口(総務グループ)
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