近藤初代会長の後を引き継ぎまして令和5（2023）年4月より2代目の会長を務めることになりました。東北医科薬科大学医師会は令和3（2021）年に宮城県における19番目の郡市医師会として設立されました。誕生して間もない医師会で、現在50名弱の会員数で構成されています。

　平成28（2016）年4月に東北医科薬科大学に医学部が設置され7年が経過しております。開設当初は基礎系と臨床系合わせても140人に満たない教員数でしたが、少しずつ増えて今年度は臨床系教員だけで約200人となりました。また、ほとんどいなかった臨床研修医、専攻医も、現在は合わせて50名を超えています。さらに、若林病院と合わせ総勢280名ほどの医師が大学全体で勤務しています。昨年3月に一期生が卒業したことで医学部が完成しました。この4月には二期生が医師として世にでますので、臨床研修を修了して、専攻医や教員として勤務する本学卒業生も増えていくことと思われます。一期生、二期生ともに高い医師国家試験合格率を示すことができた卒前教育に加えて、本学の使命である「東北地方の医療を支える」ために、地域医療に貢献する医師を育てる卒後教育を充実させることも今後の重要な課題と考えています。本年4月からは大学院が設置され、地域医療を担う医療者の育成にも力を注いでいきます。

　今後、本医師会に参加する医師を増やしていくとともに、定款に目的として掲げた8つの事業を推進するため努力してまいります。