理念・中長期計画
理念・基本方針
院 是:「忠恕」
理 念: 真心を尽くし
思いやりの心で務める
基本方針: 心のこもった医療
最も新しい医療
納得できる医療
中長期計画の策定について
本学は、超少子高齢社会が進行し、外部環境の変化が一層進展することが予測されるなか、教学の質の向上・入学者の質の向上・運営基盤の強化を目的として、10年後[令和12(2030)年4月]に到達すべき姿をビジョンとして明示し、その実現に向けて6つの領域に分けて中長期計画を策定しました。
近年の急速な少子化高齢・グローバル化・技術革新などにより社会経済構造が著しく変化し、多様な価値観を持つ社会、予測困難な社会が到来している。
本学は医療系総合大学として確固たる経営基盤を築き、教育、研究、診療のさらなる充実と強化を通じて、このような社会の変化に柔軟に対応できる人材の育成を目指す。
本学が設定した6つの領域のうち、
「病院運営領域」に関する内容は以下の通りです。
病院運営領域
基本目標
病院資源の効率的活用による診療の充実、高い診療能力・専門性・人間性を備えた医療人の育成、医薬融合による創造的な臨床研究の推進および経営基盤の強化を通して病院機能を向上させ、以って、東北の地域医療発展の推進役を担う。
行動目標
診療・経営
(1)がん診療・地域医療・救急医療・災害医療・超高齢者医療等の社会的要請に対応し、良質でかつシームレスな医療サービスを提供する。
(2)医療の質と安全性の向上を推進するため、特定機能病院の取得を通じて医療安全・感染対策等に関わる取組・体制をさらに充実させる。
(3)診療報酬改定、消費税の引き上げ、労働法制の改正など社会的変化に対応できるよう病院経営基盤を強化する。
教育・研究
(1)東北の地域医療に貢献し得る良質な医療人を育成するため、臨床教育・研修機関として大学病院の使命を果たす。
(2)医薬の連携を強化し臨床研究分野において横断的、かつ融合的な協力関係を展開することにより、実用化も視野に、新しい独創的なアイデアを創出し、国内外で活躍できる研究者を養成する。
社会貢献
(1)将来の就労人口の減少に備え、ITやAIを活用し、地域住民の健康寿命の延伸に寄与する地域包括的健康管理システムを構築する。
(2)少子高齢化社会の進行に伴う在宅介護医療・予防医学に対する需要の拡大を見据え、地域の保健活動強化に貢献する。
(3)広域災害発生に備え、災害時でも自立した病院運営が可能な施設調整を行う。
(4)医療・教育・研究に亘る大学病院の活動を社会に説明する。