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血液・リウマチ科

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当科では、血液疾患(赤血球・白血球・血小板・凝固系の疾患)と自己免疫性疾患(関節リウマチ・各種膠原病等)の診療を行っております。

診療科長あいさつ

亀岡 淳一

亀岡 淳一Dr. Junichi Kameoka

過去四半世紀の血液学・リウマチ学の進歩は目を見張るものがあります。例を挙げると、慢性骨髄性白血病や関節リウマチなどの病態が明らかとなり、分子標的療法が治療成績を飛躍的に向上させました。一方、医学教育も、21世紀に入り、大きな改革が実施され、知識のみでなく態度・技能を評価する方法が確立し、アクティブ・ラーニング(能動的学習法)が普及しつつあります。

このような中で、私は、最初に骨髄移植の東北大学への導入に関わり、次に基礎的医学研究(造血、T細胞免疫)に従事し、その後悪性リンパ腫を中心に臨床研究を行い、平成21(2009)年度からは主に医学教育の実践と研究に取り組み、平成29(2017)年4月に本学に赴任いたしました。

これらの経験を生かして、本学では、すべての患者さんへ最善の医療を提供すべく、たゆまず臨床的疑問点の答を追求し、教育においては、日々自己研鑽し続けられる医師を養成し、徐々に研究環境を整えながら、疾患の病態解明を目指した基礎的な研究も進めたいと考えております。

診療方針と特徴

リウマチ科は、旧東北厚生年金病院時代より東北地方のリウマチ膠原病診療の中心としての役割を果たしてきました。そのためか患者層の高齢化も進み、通院患者の約半数が70歳以上となってきています。それでも何ら病気のない人と変わらない生活をしている患者さんと接するのは喜びであり、高齢化を考慮したきめ細やかなリウマチ膠原病診療を心がけております。

血液内科は、院内紹介の外来診療のみでスタートしましたが、平成31(2019)年4月に本院に無菌室4床を含む新たな血液・リウマチ科病棟が開設され、白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫等の患者の入院加療が開始となり、同年12月より院外紹介を含む血液外来診療が開始しました(完全予約制)。

血液・リウマチ科

主な対象疾患

血液疾患
・白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、各種溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病など

リウマチ性疾患
・関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎/多発性筋炎、全身性強皮症、混合性結合組織病、各種血管炎、IgG4関連疾患、ベーチェット病、抗リン脂質抗体症候群など

診療科の実績

令和3(2021)年度(本院)
リウマチ科外来受診患者数(新患および再来、計2,874名、病名重複あり)

関節リウマチ1,557名  
全身性エリテマトーデス364名  
皮膚筋炎/多発性筋炎182名  
全身性強皮症123名  
混合性結合組織病90名  
抗リン脂質抗体症候群33名  
顕微鏡的多発血管炎25名  
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症43名  
関節症性乾癬症35名  
ベーチェット病29名  
成人スティル病27名  
多発血管炎性肉芽腫症34名  
IgG4関連疾患38名  
高安動脈炎・巨細胞性動脈炎13名 他

血液内科外来受診患者数(新患のみ、計283名)

溶血性貧血
(温式自己免疫性溶血性貧血、寒冷凝集素症、
発作性夜間血色素尿症、遺伝性球状赤血球症、サラセミアなど)
10名  
その他の貧血
(再生不良性貧血、巨赤芽球性貧血など)
32名  
急性白血病
(急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病など)
7名  
悪性リンパ腫
(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、
MALTリンパ腫、マントル細胞リンパ腫など)
35名  
多発性骨髄腫
(アミロイドーシス、MGUS含む)
21名  
骨髄異形成症候群11名  
骨髄増殖性腫瘍
(慢性骨髄性白血病、真性多血症、本態性血小板血症など)
10名  
免疫性血小板減少性紫斑病
(ITP)
14名  
凝固異常症
(後天性血友病など)
3名 他

教育内容と特徴

医学部教室名称:内科学第三(血液・リウマチ科)(血液・リウマチ科)

研究テーマ

  • 高齢リウマチ患者・合併症リウマチ患者に適した治療アルゴリズムの開発
  • 膠原病(皮膚筋炎/多発性筋炎など)発症における環境因子の影響
  • 難治性膠原病患者に対する新規治療薬の有用性の検討
  • 過去の血液内科外来新患患者(15年間で約8,000例)の各種血液疾患と検査値に関する後方視的研究(東北大学血液免疫科との共同研究)
  • 稀少血液疾患の臨床の解析(例:blastic plasmacytoid dendritic cell neoplasm)
  • 鉄過剰による細胞分化障害とそれを防ぐメカニズム
  • 血液悪性腫瘍の病態解明に向けての基礎的研究

教育方針

我々は、リウマチ学・血液学の知識・技能の習得に加えて、
・専門的深さと俯瞰的広さを兼ね備えた医療人
・常に独自性を求め、振り返りを通して生涯学習を継続できる人材
・時間軸を意識した事実認識ができ、発信力(特にwriting力)のある人材
・すべての患者・家族および医療人に対して心からリスペクトを持てる人材
・新たな地域医療のあり方を自分で模索し、協力してその実現に貢献できる人材
の育成をめざしております。

多分野の交流が創造を生むと言われます。私は常々、「どうすれば新しいことを考えつけるか…、それは主として『類推』をすることです。」という物理学者ファインマンの言葉を紹介し、幅広い分野に関心を持ち続けることの重要性を伝えています。その点で、東北医科薬科大学は診療科間の垣根が低く、多くの診療科との合同症例検討会は、「類推」の種を交換し合う格好の場となっています。

診療の場では、遺伝子診断・免疫抑制療法・化学療法・分子標的療法といった現代治療のエッセンスを少しでも体感してください。研究環境を少しずつ整えつつ、血液疾患・自己免疫性疾患の病態解明を目指した基礎的な研究も行っております。

取得可能な資格

当院は日本リウマチ学会が指定する教育施設および日本血液学会が指定する専門研修認定施設に認定されており、リウマチ専門医および血液専門医の取得が可能です。

志をともにする医師を募集

・日々の発見を発信する喜びを味わいたい方
・自験例のデータベースを用いてclinical questionsの答を追求したい方
・AI時代の新たな内科医の姿を模索したい方
・総合診療医で、血液学・リウマチ学を得意分野にしたい方
・地域医療を目指す若手に基礎的研究の面白さも少し伝えたい方
等、多様な人材を求めております。

詳細は以下のメールアドレスに診療科を明記の上お問い合わせください。

病院代表窓口(総務グループ)

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