臨床工学部
川本 俊輔Dr. Shunsuke Kawamoto
臨床工学部は平成13(2001)年4月に独立部門となり、現在22名の技士がチーム医療の一員として日々努力しております。
また国家資格取得後も専門知識向上のため学会専門資格を積極的に取得しております。
4学会(日本人工臓器学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、 日本体外循環技術医学会) 合同体外循環技術認定士認定委員会 体外循環技術認定士 | 5名 |
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人工心臓管理技術認定士 | 1名 |
3学会(日本胸部外科学会、日本呼吸器学会、日本麻酔科学会) 合同呼吸療法認定士認定委員会 呼吸療法認定士 | 5名 |
日本医療機器学会 臨床ME専門認定士 | 3名 |
日本心血管インターベンション治療学会 心血管インターベンション技師 | 2名 |
ME技術教育委員会 第1種ME技術検定試験合格者 | 4名 |
日本臨床工学技士会 認定集中治療関連臨床工学技士 | 2名 |
日本臨床工学技士会 血液浄化関連専門臨床工学技士 | 1名 |
日本臨床工学技士会 認定血液浄化関連臨床工学技士 | 3名 |
日本臨床工学技士会 認定医療機器管理関連臨床工学技士 | 1名 |
日本不整脈心電学会 植込み型心臓不整脈デバイス認定士 | 1名 |
厚生労働省「臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修」 告示研修修了者 | 18名 |
厚生労働省指定「臨床工学技士臨床実習指導者講習会」 臨床工学技士臨床実習指導者 | 2名 |
厚生労働省 臨床検査技師 | 2名 |
令和6(2024)年5月1日現在
臨床工学技士とは
昭和62(1987)年5月に制定された「臨床工学技士法」に基づく医学と工学の両面を兼ね備えた国家資格で、医師の指示の下に生命維持管理装置の操作、保守管理を行う事を業とする「医療機器の専門家」です。
平成22(2010)年に業務指針の改定があり、呼吸・循環・代謝を代行する装置に加え、医療技術の進歩による医療機器の多様化・高度化が進んでいる手術・集中治療・カテーテル治療なども業務の位置づけが明記され、さらなる業務拡大に対応しております。
更に令和2(2020)年6月「臨床工学技士法」が改正され、業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修の受講を行い、業務拡大やタスクシフトを行っています。
業務内容
次の業務を24時間365日サポートしております。
- 呼吸療法業務
人工呼吸器を含む呼吸療法機器の導入サポート、保守点検
呼吸療法認定士によるRSTラウンド - 人工心肺業務
人工心肺・周辺機器の操作、保守点検
- 血液浄化業務
血液透析・持続緩徐式血液濾過療法・血漿交換・血漿吸着・血液吸着・
白血球除去療法・腹水濾過濃縮再静注法等の技術サポート - カテーテル検査・治療業務
脳・心臓・肺・消化器・末梢血管などのカテーテル検査・治療が円滑に進むようにサポート
- 手術室業務
手術室内で使用される医療機器(鏡視下手術等)の技術サポート、保守点検
ダヴィンチを用いる手術のサポート、保守点検
ナビゲーションシステム、顕微鏡システム・神経刺激装置・洗浄式自己血回収装置を用いる手術のサポート
その他の医療機器の技術サポート、保守点検 - 集中治療・救急センター業務
VA-ECMO、VV-ECMO、IABP等の補助循環装置の操作、技術サポート、保守点検
その他の医療機器の技術サポート、保守点検 - 植え込み型心臓電気デバイス管理業務
ペースメーカ・ICD・CRT・ILRなどの植込み手術サポート
外来・入院・手術・内視鏡治療・CT・MRI撮像時におけるペースメーカチェック - 内視鏡関連業務
内視鏡装置及び周辺機器の技術サポート、保守点検
- 医療機器管理業務
医療機器の集中管理、保守点検
- 教育
他職種に対する治療・医療機器に関する勉強会
養成校の臨床実習指導 - その他
医療機器・消耗品の選定におけるアドバイスなど
アブレーション
(3Dマッピング、ポリグラフ操作)ぺースメーカ植込み
人工心肺