センター長あいさつ
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救急センター センター長
遠藤 智之
平成28(2016)年10月5日に、旧検診センターエリアを改修し「救急センター」を開設し、地域の救急医療需要に対応するべく救急診療を拡充してきました。病院規模の拡大に合わせて救急医療の質と量の向上に努め、救命救急医療の一層の充実を図ってまいりました。
コロナ禍では救急応需件数が停滞していましたが、令和4(2022)年以降は右肩上がりに応需件数が増加しています。令和6(2024)年3月には救急センター拡張工事が完了し、中等症~重症を診察するためのベッドが2床増床され、一度に診療できる患者数が増えたことによって救急応需件数の増加を見込んでいます。
救急センター内には重症用ベッド4床、観察用ベッド2床、診察ブース4室(平日は3室を総合診療科外来として利用)、点滴用ベッド3床などを集約的に配置し、ECMOを含めた救命救急のための最新の医療機器も常備しています。最新の超音波装置を2台配置し、CT室やMRI室へのアクセスは良好で、迅速な画像検査を行うことができます。
救急センターは24時間365日救急患者を応需しており(停電等の特殊な場合を除く)、救急車で搬送される患者さんはもちろんのこと、自ら来院される救急患者さんも、重症度によらず救急センターを入口として初期診療を行い、この場所を起点として全診療科が協力し治療にあたります。
救急センター専属の看護スタッフが、重症度判定(トリアージ)、処置・診療、そしてご家族のケアを行います。
また、救急センターは初期研修医や医療系学生(医学生、看護学生、救命士課程実習生など)が救急医療について学ぶ場所でもあり、将来の医療を担う若手の人たちが指導医のもとで日々修練しています。
今後も当センターの機能を充実させながら、救急・総合診療の教育研修病院として、地域の救急医療に貢献できるよう質の向上を図ってまいります。