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糖尿病内科

特色・取り組み

糖尿病外来

糖尿病外来では月曜日から金曜日まで毎日診療しております。
初めての患者様でも紹介状がなくても受診できます。朝食抜きで来院してください。診察の前に血液・尿の迅速検査を行い、その結果をもとに直ちに治療方針を決めて、より良い治療を目指します。

食事・運動療法に加えて、個々の患者様に合う内服薬、インスリン、インスリンポンプ(CSⅡ)やGLP-1受容体作動薬の導入も積極的におこなっています。24時間の持続血糖モニター(CGM)装置も活用しております。
各科のご協力で各種糖尿病合併症(神経障害、網膜症、腎症など)の検査や、糖尿病に多い動脈硬化の評価(血管壁の厚さ〔頸部エコー〕、血管の硬さ〔脈波伝導速度〕や詰まり〔ABI〕の検査など)もやっております。

入院

糖尿病ケトアシドーシス、重症な合併症や感染症の治療、手術前や抜歯時の血糖コントロールのほかに、糖尿病教育入院をおこなっております。
教育入院は初めて糖尿病と診断された方、血糖コントロール不良な方、食事療法を体験したい方、糖尿病合併症の精密検査などに適しています。

2泊3日コース、1週間コース、2週間コースがあります。入院中の糖尿病の勉強は、ビデオ学習および看護師がひとりひとりに当院独自のパンフレットを使用しておこない、さらに医師、薬剤師、管理栄養士がアドバイスいたします。
理学療法士による運動療法では、安全で楽しい運動を指導します。臨床検査技師は血糖自己測定の指導を行います。糖尿病合併症や歯周病のチェックもおこないます。
1型糖尿病のCSⅡ(インスリンポンプ)の導入は2泊3日の短期入院で可能です。

患者さんの声

いかに食べ過ぎているか、わかりました。
糖尿病の怖さをあらためてよく知りました。
糖尿病のことを何も知らずに入院したのに、親切に指導して頂き、不安がなくなり、頑張らなくてはと思います。
自分が糖尿病であるということを自覚することが大切と気づかされました。看護師さんに大変お世話になりました。夜遅くまでありがとうございました。

入院スケジュール(例)

CGM (血糖持続モニター) による血糖コントロール

CGMを導入しました。24時間の血糖の変動がわかり、治療薬の調節に役立ちます。強化インスリン療法中の患者様ではCGMに健康保険が適用されます。

CGM検査について

糖尿病教室

月2回外来で開催しております。当院に通院していない患者様やご家族、糖尿病が心配な方も参加でき、糖尿病専門医や糖尿病療養指導士(CDEJ)から最新の情報を得ることができます。無料です。世界糖尿病デー(毎年11月14日の週)では、無料血糖測定会や医療相談をおこなうなど、糖尿病の啓発活動にも力を入れています。

>> 糖尿病教室

栄養指導

・糖尿病治療には食事療法は欠かせません。当院の栄養指導は担当制になっており、同じ管理栄養士が継続的に関わることで、患者さんの目標やライフスタイルに合わせた指導を行うよう取り組んでいます。栄養指導では、血糖や血圧、脂質、体重の良好なコントロールを行うために食事記録や検査データ、身体状況、生活状況を患者さんとともに確認しながら適切な指導を行うよう取り組んでいます。

・指導にあたる管理栄養士は糖尿病療養指導士の資格も有しておりますので、糖尿病の患者さんにはより専門的な指導を行っています。

 

・糖尿病3大合併症の1つである糖尿病腎症の患者様は年々増加しており、糖尿病腎症は現在、血液透析導入の原因第1位となっています。腎症の進展予防には食事療法が有効であり、当院におい ても糖尿病透析予防を目的とした栄養指導も行っております。

日本糖尿病協会・東北医科薬科大学若林会

日本糖尿病協会は糖尿病の治療を支援する会員10万人の公益法人です。患者様と家族、医療従事者などが会員で、全国の糖尿病友の会から構成されます。当院の会は「東北医科薬科大学若林会」で すが、院外の患者さんも入会できます。
役立つ情報満載の日本糖尿病協会誌「さかえ」を無料購読できます。

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