病院長あいさつ

病院長 佐藤 賢一
Dr.Kennichi Satoh
- 昭和63(1988)年東北大学 医学部 卒業
- 平成8(1996)年東北大学医学部附属病院 第三内科 助手
- 平成12(2000)年米国国立がん研究所(NCI) 客員研究員
- 平成21(2009)年東北大学病院 消化器内科 講師
- 平成23(2011)年宮城県立がんセンター研究所 がん幹細胞研究部 部長
- 平成29(2017)年東北医科薬科大学 医学部 内科学第二(消化器内科) 教授
東北医科薬科大学病院 消化器内科 科長 - 平成30(2018)年東北医科薬科大学病院 副病院長
- 令和4(2022)年東北医科薬科大学病院 病院長
- 令和5(2023)年東北医科薬科大学病院 統括病院長
本院の前身は、昭和57(1982)年に現在地に開設された東北厚生年金病院です。平成25(2013)年に東北薬科大学病院となり、平成28(2016)年に東北医科薬科大学の附属病院として誕生してから、この春に10年目を迎えました。
私たちは「真心を尽くし思いやりの心で務める」を理念とし、その実現のため、3つの目指す姿「心のこもった医療」「最も新しい医療」「納得できる医療」を掲げ、職員一丸となって取り組んでおります。
大学病院には、地域の中核的な病院として患者さんに高度な医療を提供するだけではなく、教育と研究という「未来の医療」への重要な役割があります。
教育では、本学の医学部・薬学部生をはじめとしたさまざまな医療職を志す学生の実習、総数100名を超える臨床研修医・専攻医、看護師の特定行為研修など医療スタッフの育成研修を担っております。「東北の地域医療を支える」という使命のもと、地域に貢献しうる医療人の育成を行ってまいります。
研究では、医学部、薬学部、および大学院との連携体制を構築し、生命科学・医療の研究を推進していきます。本学の医学研究科では、医師に加えて薬剤師、看護師、管理栄養士などの本院スタッフも学んでおります。働きながら研究活動に取り組める環境を病院としても整え、研究による医療や地域社会の発展に寄与してまいります。
診療では先端的ながん診療を柱に、大学病院として求められる高度で専門的な医療の提供を実践してきました。また、2025年3月には「公益財団法人 日本医療機能評価機構」による病院機能評価を受審し、安心・安全な医療提供の基盤となる医療安全・感染対策の体制強化といった病院全体の課題改善に努めました。これからも医療の質と安全性の維持推進とともに、より高度で先進的な医療の提供を目指してまいります。
私たちは、患者さんやご家族、地域の方々、他の医療機関から信頼される病院であり続けたいと考えております。「病院は社会の公器である」という自覚を持ち、病院機能を充実させるとともに健全で適切な経営を行うことにより、地域と社会に貢献する所存です。院是である「忠恕」の精神で、一層の努力を続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
2025年4月
病院長 佐藤 賢一