令和7（2025）年7月11日（金）に消防避難訓練を実施しました。

今回の訓練は「平日の夜間に病棟で火災が発生した」という想定のもと、消火・通報・避難誘導の一連の流れ、スタッフ間の連携体制の確認を目的として行いました。病棟には歩行が困難であったり、自力で動けなかったりする患者さんが入院されています。また火災発生時にはエレベーターが使用できなくなります。そこで今回の訓練では、実際とほぼ同じ人数のさまざまな病状の模擬患者を設定して、駆けつけたスタッフが迅速に避難誘導や搬送を実施しました。またエアストレッチャー（エアマット式の簡易担架）を用いて、階段での搬送も実際に行いました。

　訓練終了後にはふりかえりを実施し、参加したスタッフからは、人手の少ない夜間における対応の難しさや情報共有の大切さなどが報告されました。

　当院では、災害時に患者さんとスタッフの安全を守るため、今後も定期的な訓練や教育を通じて、職員一人ひとりの防災意識と対応力の向上に努めてまいります。