令和6（2024）年12月13日（金）に消防避難訓練を実施しました。今回の訓練は夜間帯に集中治療室で火災が発生した状況を想定し、夜間の出火に対する初期対応やICUからの避難手順の確認を目的として行いました。

ICUは心臓血管外科などの大きな手術後や、呼吸、循環、代謝系などの機能障害に陥った重症度が高い患者さんが入院する病棟です。患者さんがECMO（エクモ：人工心肺装置）や人工呼吸器、血液浄化装置などの生命維持のための医療機器を装着していることや、患者さん全員をベッドや装置ごと運ばなくてはならないために多くの人手が必要なことなど、ICU特有の避難の難しさを感じました。

訓練終了後の反省会では、訓練に立会っていただいた宮城野消防署の方から、「避難がスムーズだった」という講評をいただき、自動通報システムや消防隊到着後の対応などについてお話しをいただきました。

今後も迅速な避難のための訓練と、院内の防火・防災意識の向上に取り組んでまいります。