新人教育
新人看護職員研修ガイドラインに基づき、1年間の新人看護研修を計画しています。
看護師としての心構えや臨床実践能力を磨き、患者へ安心で安全な看護ケアを提供できるよう、臨床現場を意識した講義や演習を行っています。
当院では、新人看護職員の育成のために、プリセプターシップ体制をとり、定期的に面談を行うなど、それぞれのペースで成長できるようサポートしています。さらに、新人研修担当者や研修責任者、看護部全体で新人看護職員をフォローし、共に成長していくことを目指しています。
新人教育のポイント
ローテーション研修
入職後の１年の間に、所属部署以外の病棟・手術室・集中治療室で2～4日間の研修を行います。ローテーション研修を行うことで、患者さんがどのような治療・看護を受けているのかを知ることができ、医療チームの連携や継続した看護に活かすことができます。さらに、所属部署では経験できない技術や知識を目の当たりにし、新たな看護の視点について考える機会となっています。
メンタルヘルス
入職後、環境の変化や様々な経験からこころが疲れてしまうことがあると思いますので、新人看護研修では、心理士さんによるメンタルヘルスに関する研修を取り入れています。また、仕事の緊張から離れリフレッシュできるよう、新人看護師同士で自身の経験や思いを話し合うグループワークも積極的に行っています。加えて、新人職員全員が外部の心理士さんと面談をする機会を設け精神的なサポートをしています。
メディカルトレーニングセンター
メディカルトレーニングセンター（MTC）では様々なモデル、シミュレーターを用いた技能習得、救急・急変対応、技術トレーニングが可能です。
医学部生のほか、看護師、コメディカルスタッフ、研修医が共に学ぶ場となっています。
新人看護教育研修担当者として、新人看護師のみなさんが職場に適応できるよう各部署の新人教育担当者と協力して、新人看護師の看護実践能力の取得・向上のため集合研修の企画運営を行っています。また、実施した研修が日々の看護実践に反映されているか、看護を行う上で悩みはないか確認するため、定期的に病棟ラウンドを行いみなさんの現場の声を聴き、共に考えサポートすることを大切に活動しています。
入職1年後の修了式では、成長した新人看護師のみなさんの姿を見て感慨深く、毎年やりがいを感じています。