業 績
第23回 宮城県救急医療研究会・学術集会
2022年9月24日に、当教室主管で遠藤が大会長となり「第23回宮城県救急医療研究会学術集会」を開催しました。大会テーマは「“Save More Lives” より多くの命を助けるために」であり、パネルディスカッションでは「宮城県における重症患者集約化の現状と課題」をテーマとして、ECMOを要する心停止や心原性ショック、多発外傷、急性虚血性脳卒中、急性大動脈症候群などの重症患者の集約化・転院調整や、安全な搬送方法について議論しました。シンポジウムでは「宮城の救急医療を育てる」として、救急科専攻医、認定看護師、診療看護師、救急救命士といったこれからの救急医療を支える職業人の教育・育成や、多様な働き方を支える取り組み等について情報共有しました。
久しぶりの現地開催でしたが、多くの仲間が直接顔を会わせて話すことができ、新たな活力を得る機会になったものと思います。

災害医療活動
当教室は災害医療活動にも力を入れています。助教の佐藤は災害のエキスパートであり、特に災害医療情報マネージメントを専門とする専任職員として、院内・院外の多様な災害関連活動に従事しています。対外的にはDMATの調整員として、病院内では災害対策・BCP委員会の要として各種訓練実施やマニュアル整備に貢献しています。
DMATは医師、看護師、調整員(薬剤師、放射線技師、事務員など)で構成され、災害急性期に現地に赴き、機動力を生かして活動するチームですが、当院のDMATは、各種訓練はもちろんのこと、北海道胆振東部地震や2019年の台風19号豪雨災害で現地に派遣され、与えられた任務を遂行してきました。