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東北医科薬科大学病院

専門・認定看護師

スペシャリストを目指して

資格認定制度は、平成6(1994)年に専門看護師制度、平成7(1995)年に認定看護師制度、平成8(1998)年に認定看護管理者制度が発足しました。
専門看護師制度では13分野、認定看護師制度では21分野、認定看護管理者制度では1分野に特定されています。
当院では、計14分野26名の看護師が、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践を行っています。その活動は院内横断的に行い実践を通しての指導、コンサルテーションなど、臨床現場のリソースとして活躍しています。また、近隣の登録医療機関や訪問看護ステーションを対象に公開講座を行い、地域への情報発信もしています。

専門看護師とは
公益社団法人日本看護協会の専門看護師認定審査に合格し、ある特定の専門看護分野において、卓越した看護実践能力を有すると認められた者をいいます。
認定看護師とは
公益社団法人日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有すると認められた者をいいます。
認定看護管理者とは
公益社団法人日本看護協会の認定看護管理者認定審査に合格し、管理者として優れた資質を持ち、創造的に組織を発展させることができる能力を有すると認められた者をいいます。
NP(ナースプラクティショナー)とは
ナースプラクティショナー(Nurse Practitioner,NP)とは、医師の包括的指示のもと、高度医療を実践するための教育を受けた看護師をいいます。
分野人数
専門看護師
急性・重症患者看護1人
認定看護師
救急看護3人
皮膚・排泄ケア3人
集中ケア2人
緩和ケア1人
がん化学療法看護2人
がん性疼痛看護2人
感染管理2人
糖尿病看護2人
摂食・嚥下障害看護1人
認知症看護1人
慢性呼吸器疾患看護1人
慢性心不全看護2人
認定看護管理者
認定看護管理者3人
NP
NP7人

急性・重症患者看護

急性・重症患者看護

 急性・重症患者看護の専門看護師は、緊急度や重症度の高い患者に対して集中的な看護を提供し、患者本人とその家族の支援、医療スタッフ間の調整などを行い、最善の医療が提供されるよう支援します。

 現在私は、ICUに所属しスタッフや多職種と協働しながら、専門看護師の役割をはたせるよう、日々取り組んでいます。

救急看護

救急看護

 主に救急センターで、質の高い救急医療・救急看護が提供できるように活動しています。事故やケガ、災害や病気はいつでも、どこでも、誰にでも起こり得ます。

 患者さんの状態から緊急度・重症度を的確に判断し、迅速に介入すると共に、患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、不安や苦痛が軽減できるように努めています。また院内急変や災害時医療など、救急処置が必要とされる様々な場面に対応できるよう、日々、研鑽を重ねています。

皮膚・排泄ケア

皮膚・排泄ケア

 皮膚・排泄ケア認定看護師はスキンケアの観点から、褥瘡、術後離開創、失禁等の皮膚トラブルのケア、そして人工肛門のケアに関わっています。
 創に関しては早く、きれいに痛くなく治るように、人工肛門の患者さんには退院後も定期的なフォローを行い、その人らしい生活が送れるように援助しています。
 創が治癒する、患者の笑顔が増える等、結果が目に見えてわかるので、やりがいを感じています。

集中ケア

集中ケア

 ICUには重症疾患で状態が不安定な患者さんや手術後の患者さんが入室します。集中ケア認定看護師はICUスタッフと共に患者さんの生命を守り、ICU入室中に起こりやすい合併症を防ぎ、患者さんの回復力を最大限発揮できるようきめ細やかな看護を提供しています。

 患者さんとご家族に寄り添い、ICU入室時から退院後の生活を見据えたケアを心がけています。また、呼吸ケアチームとして週に一度院内ラウンドを行い、ケアの相談に乗っています。

緩和ケア

緩和ケア

 緩和ケア認定看護師の役割は、がんなどの病気や治療に伴う苦痛を和らげ、その方らしい生活を送れるように支援することです。

 多職種で協働し、患者さんとご家族が抱える心のつらさはもちろん、痛みや息苦しさなどの体のつらさ、仕事や生活に関する社会的なつらさの緩和に努めています。

 また、患者さんの意思を尊重し、希望される場所で自分らしく過ごすことができるよう、診断から通院や入院、在宅治療のすべてを支援することを目指しています。

がん化学療法看護

がん化学療法看護

 がん化学療法看護認定看護師は、化学療法を行う患者さんとご家族が安心・安全に、治療を受けられるように努めております。

 患者さんのQOL(生活の質)を維持し、一人ひとりの生活を見つめ、自分らしい生活を送りながら治療が継続できるように支援しております。
 また、患者さんやご家族の心に寄り添う看護を目指しています。

がん性疼痛看護

がん性疼痛看護

 当院のがん性疼痛看護認定看護師は2名おり、外来、がん診療支援チーム、外来化学療法室で活動しています。

 がんに関連する痛みは、身体的な苦痛だけでなく社会的・精神的にも影響を及ぼすことから、痛みや辛い症状の緩和のために必要な薬剤の知識と技術をもとにケアを実践しています。私たちはがん患者さんやご家族の抱える苦痛を和らげ、安心して治療を受けられること、その人らしい生活が送れるように支援することを目指しています。

感染管理

感染管理

 感染管理認定看護師の役割は、院内の感染のリスクを低減するために、 医療関連感染の発生の監視、予防と対応、職業感染対策、職員への感染対策教育、感染管理システムの構築など病院に関わる全ての方を感染症から守るためのマネジメント活動をすることです。また、地域の医療機関同士が連携して地域全体の感染管理の質向上を目指しています。

 他の分野と違う点は、活動が全ての方を対象とする点です。大変なことも多いですが、とてもやりがいがあります。

糖尿病看護

糖尿病看護

 糖尿病は、慢性疾患であり日々のセルフケアが非常に大切な病気です。糖尿病看護認定看護師の役割は、糖尿病を持ちながら生活する患者さんや、ご家族の思いを聴き、その人らしい生活が送れるよう支援していくことです。そのために、他職種と協同し糖尿病教室の開催や個人指導を行っています。フットケア外来や、透析予防指導にも力をいれ、糖尿病患者さんの合併症予防に取り組んでいます。

 患者さんとともに考え、悩み、問題解決していくことにやりがいを感じています。

摂食・嚥下障害看護

摂食・嚥下障害看護

 摂食・嚥下障害看護認定看護師の役割は、患者さんが安全においしく食事を取れるように援助することです。食事を上手に摂取できないことで入院が長期化し、自宅に退院することが困難になることもあります。また、高齢化社会を向かえ誤嚥性肺炎の発症を予防するための関わりも行います。

 摂食嚥下サポート委員会の医療チームで多角的に患者さんに関わることができること、そして、何より患者さんやご家族の笑顔に出会えたときにやりがいを感じます。

認知症看護

認知症看護

 認知症看護認定看護師の役割は、認知症になってもその人らしく過ごすことができるように支援することです。その人の生活史・人生史からケアの糸口を探し、安心かつ安全な環境を調整し、円滑に治療が受けられるようにお手伝いをします。

 ケアによって、不安が強かった患者さんが落ち着いて新聞を読んだり趣味の書道などをしている姿をみると喜びとやりがいを感じます。

慢性呼吸器疾患看護

慢性呼吸器疾患看護

 慢性呼吸器疾患患者は、呼吸の苦しさから、日常生活が困難となることが多くあります。

 私は、患者さんやその家族が、病いを抱えながらも、そのひとらしい生活を送れるよう、多職種と共にセルフマネジメント支援を行っています。患者さんが、自信と希望を持った笑顔で退院される姿に、喜びや、やりがいを感じます。また、呼吸サポートチームでは、院内の多様な呼吸器疾患患者に対する、呼吸器ケアの向上を目指し活動しています。

慢性心不全看護

慢性心不全看護

 心不全は、心臓病によりだんだんと心臓の働きが低下して全身に必要な血液を送り出すことが出来なくなる状態で、呼吸の苦しさやだるさ、浮腫みなどの症状の悪化を繰り返して命を縮める病気です。

 患者さんは、心臓が悪いために生活の中の些細なきっかけで悪化を繰り返し、日常生活に支障を来たすようになります。私たちは、悪化のきっかけを調整しながら、患者さんとご家族が病気とうまく付き合っていけるようにお手伝いをしています。

認定看護管理者

認定看護管理者

 私達、認定看護管理者3人は、患者・家族や住民に対し、より質の高い医療や看護が提供できるよう、以下の様な活動をしています。

・看護の質を向上できるよう教育体制の整備と人材育成の推進
・労働環境の整備やワークライフバランスの推進など、看護師が働きやすい職場づくり
・地域の病院施設等との顔のみえる他職種連携の推進

また、病院内だけにととまらず、学校講師や看護協会、学会等で認定看護管理者として活動しています。

NP

NP

 現在7人のナース・プラクティショナーが活動しています。医師の包括的指示のもと特定行為に加え、指示出しやカルテ記載など責任の重さを日々感じながら業務を行っています。

 外来だけでなく病棟でも幅広く患者管理を行っているため、患者さんからは入院から退院まで同じNPが関ってくれて安心すると声をかけてくださり、とてもやりがいを感じ充実しています。

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