地域包括ケア病床への入院について
当院では、平成27年2月より「地域包括ケア病床」を開設しています。開設以降より、急性期医療が終了した後の、在宅療養移行に対する不安をお持ちの患者様や医学管理、看護、リハビリを必要とする多くの患者様の在宅復帰支援を行なってきました。
さらに今後、地域包括ケア病床では在宅療養されている患者様やご家族を支援するため、『在宅・施設からの緊急時の入院』と『レスパイト入院(介護家族支援入院)』について積極的な受け入れをおこなっていきます。
地域包括ケア病床は、住み慣れた自宅(施設)で長く生活していただくことを支援する病床です。
- 個別リハビリ、介護予防体操を看護師・療法士共同で集団リハビリを提供しています。
- 入院期間は最大60日
※再入院は原則3ヶ月後(体調不良による緊急入院を除く)。 - 自宅、入院前の在籍施設への退院を目指します。
- 退院後の療養方法について、看護師や療法士へ気軽に相談できます。
『在宅・施設からの緊急時の入院』と『レスパイト入院』の対象者
在宅・施設からの緊急時の入院
- 軽度肺炎、脱水、尿路感染、嚥下障害、褥瘡など、早期治療を目的とする方
- 他院受診で骨折の診断や転倒で体動困難、教育入院の必要性があるが、入院出来なかった方
- 介護保険認定に伴う、退院後の介護サービス利用について支援の必要な方
- 自立した生活が困難又は介護者が何らかの理由で在宅療養が継続困難となり、療養先の検討が必要となった方
ご利用の流れ
- お申し込みは、電話でご相談の上、診療情報提供書と地域包括ケア病床入院申込書をFAXしてください。
- すみやかに、地域包括ケア病床入院判定会議で検討し、原則として翌日までにお申込者へ回答します。
レスパイト入院
- 主介護者の入院や、介護者不在時の対応をします
- 退院後は、ご自宅に帰る方がご利用できます
- ショートステイでは対応困難な医療ニーズのある方(糖尿病・在宅酸素など在宅療養指導)
- 一回の入院期間は数日から14日間までです(連続しての更新はできません)
- 一般的な血液検査、レントゲン検査、投薬治療は可能ですが、入院の機会を利用した他科受診や精密検査、積極的な治療は行なうことができません
- 入院の際は、お薬をご持参いただきます
- 患者さんの状態により入院継続困難な場合は、予定期間より短期間となることがあります
ご利用の流れ
- ご利用希望日の2 週間前までに、地域医療連携・相談室へお申し込みください。
- お申し込みできるのは、かかりつけ医、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、地域包括支援センターです。
- お申し込みは、電話でご相談の上、診療情報提供書と地域包括ケア病床入院予約申込書、レスパイト入院申込書をFAXしてください。
- すみやかに、地域包括ケア病床入院判定会議で検討し、お申込者へ回答します。

申込み方法に関して
地域包括ケア病床入院申込書を以下よりダウンロードして下さい。