後期研修プログラム

内科(一般内科、リウマチ、消化器、呼吸器、循環器内科他)

概要

当院では内科医のあるべき姿として、内科全般の診療と専門分野の診療をどちらも行なえることを基本としている。

当プログラムは、卒後2年間の初期臨床研修プログラムを終了し将来、総合内科、消化器、呼吸器、リウマチ、血液、循環器、糖尿病らの専門医をめざす医師を対象に、プライマリ・ケアをいつでも実施できる能力を養いつつ、各専門医の基盤を育成することを図る。

3年間のプログラム終了までに日本内科学会の認定内科医資格の取得を目指す。同時に専門医資格獲得に生かすことが推奨される。期間中に大学研究科に社会人入学を行うことも可能である。

また3年に限定せず、1あるいは2年後に大学での活動等に進みうる。

目標

  • 一般内科医としての基礎知識・基礎技術を習得する。
  • 日本内科学会の認定内科医を取得する。
  • 各人希望に応じて総合診療医、リウマチ、消化器、呼吸器、糖尿病、循環器領域等の専門医取得を目指す。

研修プログラム

  • 1年目:内科医としての基盤研修。内科全般のプライマリ・ケア、救急診療の研修を行なう。内科診療に必要な基本的態度、インタビュー、診察、検査、臨床統計、臨床倫理、予防医学、治療、救急医療、コンサルテーションなど(一般内科)基本の習得、向上を目指す。

    この課程で「総合内科医」としてあらゆる内科入院患者に受持ち医として対応できるように、各々の分野の指導医の下で研修を行なう。専門領域希望に応じて必要な研修も加えられうる。

    糖尿病内科 佐藤譲(糖尿病専門医・指導医)
    大和一美(臨床研修指導医)
    呼吸器内科 高橋識至(呼吸器専門医、臨床研修指導医)
    安達哲也(呼吸器専門医、臨床研修指導医)
    田中章子(呼吸器専門医)
    消化器内科 上野正道(消化器専門医、臨床研修指導医)
    リウマチ科 佐々木毅(リウマチ認定医・指導医)
    高澤德彦(リウマチ専門医・指導医、臨床研修指導医)
    血液内科 野村順(臨床研修指導医)
    阿部正理(血液専門医、臨床研修指導医)
    腎臓内科 安藤重輝(臨床研修指導医)
  • 2~3年目:総合内科あるいは専門領域診療。各診療分野の専門医の指導のもとで内科全般及び希望する専門領域の入院診療を中心に研修する。

総合内科医は、麻酔科等の医師とも共同して他科や救急診療についても習熟度を高める。

各専門領域(subspecialty)希望者はそこを中心とした研修を行う。複数の専門領域の診療に参加するとそれに相応する複数の専門医資格を取得しうる。

なお、希望により大学病院などの教育協力医療機関での短期の院外研修も可能である。

学会活動、雑誌投稿など

  • 1日本内科学会、東北地方会、各種研究会などで、症例報告(年間1例)をする。
  • 研修期間中に症例報告の雑誌投稿を行う。

外科

概要

当院外科では、消化器外科(各種消化器癌・胆石症)・乳腺甲状腺外科・その他一般外科(ヘルニアなど)の診療を担っている。

後期研修医は上記疾患の患者さんの担当医として入院患者の診療を受け持つとともに、外来診療や当直業務・学会発表等を行う。

手術については、指導医とともに術前検討を十分に行い、その指導のもと習熟度に応じて第一助手・術者を経験する。外科専門医取得のための手術経験数を満たすための呼吸器外科・心臓血管科などについては他施設へのローテーションも斡旋、実施します。

卒後5年(初期研修2年・当院での後期研修3年)終了後の進路については、さらにサブスペシャリティー分野の専門医取得について相談にのらせていただきます。進学希望者には、東北大学医学部大学院などへの進学についても責任を持って相談いたします。

お問い合わせ

東北医科薬科大学若林病院 臨床研修担当 千葉(清)、菊地
〒984-8560 仙台市若林区大和町二丁目29-1
電話:022-236-5711
FAX:022-238-7987
E-mail:resident_02@ml.hosp.tohoku-mpu.ac.jp